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新着情報・コラム

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もっか編集中につき

2018年02月06日

編集者って、何、してる 1

 

こんにちは。編集者っていったい何をしているのだろう。そう思ったこと、ありませんか。わかりそうで具体的にはわからない職業のひとつだと思います。

ざっくりと言うと、こんな感じです。

 

●書籍として出版するためのネタを探す。そのネタはおもしろい著者であることもあります。

 だから、「こんなのどう?」とか「この原稿どう」などご提案はいつでもお待ちしております。編集者は多くの場合、人の話をきくのが好きな人間だと思います。私もそう。でないと編集者は続きませんし。それにおもしろいことには首を突っ込みたくなるタイプの人間でもあります。だから、ぜひ。たとえそのアイデアがすぐには本にならなくても、編集者の意見を聞いてみる、というだけでもお得です。費用もかかりませんしね。(時間はかかりますけれど)

●ネタを、あるいは著者の持つおもしろいところ(研究とか考え方とか、生き方とか)を企画にまとめる。

●書籍の仕様をざっくりと想像し、予算を考える。

●いけそうだな、と思える形が見えてきたら、著者と打ち合わせをはじめる。

 

ここまでは準備段階。といっても私はここをもっとも大事にしています。多くの編集者もそうではないかと思いますが、それぞれに編集への取り組み方は違うので、「私は」ということです。

 

運良く、著者も乗り気になってくれて、いざ、書籍作りへ、となりますが、原稿を作って行かなくてはなりません。ネタとして著者が持っている原稿がすでにあり、それを私が見て、本にしたいと思った場合はその原稿を元に、本にするための原稿にしていく、という作業がはじまります。

 

まず、本としての構成を考えます。目次を作ると思ってもらうとわかりやすいですかね。そう、目次って大切なのです。単なる本の内容の紹介ではなくて、この本がどんな構成になっているかを示した地図のようなものなんです。

原稿を書くときも、この地図がきちんとしていると迷いません。これから原稿を書くときは、目次つくりを慎重に、きちんとやってください。ぐんと書きやすくなると思います。

(つづく)

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